時の話題 「ガソリン再値上げ」
政府の補助金縮減により12月に続き1月もガソリン価格が上がった。セルフGSの15日価格は1㍑169円だったので180円に上がった。燃油なければ車は動かない。それでなくても食料品など物価高で市民は苦汁を舐めており、今後の生活どうなるやら。
ロシアのウクライナ、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区への侵攻と世界情勢が混沌とする中、日米の政策金利差拡大も相俟って上昇した輸入品の代表格が原油であり岸田前総理が石油元売りに補助金を出し上昇幅を抑えてきたのだが補助金額が4兆円超にもなり政府は昨年12月から補助金を縮小する方向に舵を切った。稚内でもセルフでさえ180円である。十数年前には100円前後の時代があり正に隔世の感がするも、それでも150円台くらいは我慢できたが、170円、180円台は論外である。
北海道では車がなければ生活も経済も成り立たず、このまま上がりっ放しでは生活も商売も止めよということか。補助金行政の行き詰まりは政治の無策ぶりを露呈している。
昨秋の衆院選を経て政権与党の弱体化は目に余るものがあり新年度予算案の成立さえ危ぶまれる。国民民主党の御機嫌を取りながら石破総理は政権を維持しようとするのだろうが、その悪あがきも7月の参院選までか。衆院だけでなく参院さえ半数改選とはいえ過半数割れも有り得る。
一般国民は爪に火を灯す生活が常態化しており何まで辛抱せよと言うのか。政治家だけがノホホンとする今の状況には選挙で鉄槌を下すしかない。