住宅街にキタイイズナ 栄3の家主が写真撮る
栄地区の住宅街に世界最小のイタチ科のキタイイズナが出没し、愛くるしい姿を家人に見せていた。
栄3に住む新濱重美さん(72)奈穂子さん(64)宅の近くに現れたもので、10日午前10時前、除雪作業を終えた奈穂子さんが家に帰ろうとしたところ、視界に何か横切るものが見え、じっくりと見てみると体長10㌢を超える位の真っ白な体のキタイイズナを発見し、その珍しさから急いで写真に収めた。
新濱さん夫妻によると、空き家だった隣の家を住いにしていたのかもしれないとし「最初はネズミかイタチか何かと思ったが、調べてみるとキタイイズナのようだった。10分ほど雪に作った穴を出たり入ったりしていた」と話していた。
キタイイズナは、北海道に分布し、世界最小の肉食種として主にネズミを捕食する。
宗谷総合振興局(環境生活課)の職員は「ただでさえ白い体で見つけにくく、住宅街で見られるのは非常に珍しいことです」と話していた。