模擬手術など体験 市立病院で中学生向け医療探検講座
市立稚内病院で14日午後、中学生を対象にした医療探検講座が開かれ、参加した生徒たちは模擬手術などの体験に真剣に取り組んでいた。
将来の地域医療を支える人材育成への取組みとして平成29年から続けている講座で、例年夏休み時期に行っていたものの、今年は初めて冬休み中に開かれ、市内の5中学校から1~3年生19人が参加した。
オリエンテーションで國枝院長が医師や看護師が着ている服〝スクラブ〟について説明し「きょうは皆さんスクラブを着て様々な体験をし、良い一日になってくれれば」などと挨拶したあと、生徒たちは医師や看護師などスタッフの指導を受け心肺蘇生、腹腔鏡手術や内視鏡などを体験。模擬手術ではメスなどを使用して鶏肉の縫合などに取り組んだ。
将来は看護師を目指しているという南中3年生の山崎伽埜さんは「コロナ禍の中、テレビで頑張っている看護師さんの姿を見て将来の職業にしたいと思いました」と話していた。