兵庫の男性 ロケ地訪問 ガリレオ・ガリレイ主題歌の映画に触発され

 稚内出身メンバーらの人気バンドGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)の楽曲「管制塔」をモチーフに生まれた真冬の稚内を舞台にした青春映画の聖地巡礼として、兵庫県の男性がロケがあった百年記念塔を目指し冬の稚内公園を歩いた。自然ガイドの嶋崎暁啓さんの案内で管制塔をモデルにした記念塔前に到着した男性は「感無量です」と喜んだ。
 ガリレオ・ガリレイがメジャーデビューする前のインディーズ時代に作った楽曲「管制塔」をモチーフに、2011年に公開された作品は、俳優の橋本愛と山崎賢人が出演し自分の居場所を見出せない中学生の男女の心のふれあいを繊細なタッチで描いた。稚内では稚内公園や北防波堤ドーム、仲通り、中央アーケード街、潮見が丘中などでロケが行われエキストラとして参加した市民もいる。
 高校生の時からファンだという兵庫県の浅井良祐さん(32)は21日夜に札幌であったガリレオ・ガリレイのライブを見たあと、夜行バスで稚内入りし22日にはロケがあった北防波堤ドーム、中央アーケード街などを散策し23日は雪深い稚内公園の坂道をスノーシューで歩き、1時間ほどかけ映画のポスターや重要なシーン撮った百年記念塔下に辿り着き「ガリレオ・ガリレイファンとして達成感がいっぱい。稚内に来て良かった」と話していた。
 今回初めて稚内に訪れたという浅井さんは「宗谷岬にも行きましたが、来てみて良かった。ガリレオ・ガリレイファンならば冬の稚内公園に来たいという人はいると思いますが交通アクセスが良ければ稚内に来る人は増えるはずだと思います」と感想を語った。
 管制塔のプロモーションビデオはユーチューブで見ることができる。以前から作品を知っていた嶋崎さんは「いつも自然ガイドツアーが多いですが、管制塔の聖地巡礼も稚内の魅力の一つだと思います。冬の稚内公園は色々な価値があり、その魅力を伝えるよう頑張っていきたい」と話していた。