時の話題 「やるべきでない事」

 今年最後の追い込みとばかり休刊日の日曜日に正月号作りで出社しているので曜日の感覚がズレてきている。1週間の6日働くのが本来のペースなのだが日曜も出勤するとサイクルが崩れてしまう。いかに普段の繰り返しが体調を維持していること改めて分かる。
 昔のよう〝働き蜂〟化している日本人は少なくなっているが、職種によっては休みが取れないほど過酷な働きを強いられている職業がある。医師、看護師学校の先生、警察官などである。
 学校の先生のメンタルヘルス不調の原因は長い勤務時間、人間関係、保護者、PTAなどの対応が上位に挙げられている。その対策がきちんと取られれば不調も取り除かれると考えるのは浅はかで底の深いところに原因がある。
 主観を述べれば先生や警察官になるものでない。医師は労働対価が高いので損か得かを判断すると得になるので先生や警察官ほどの忌避感は無い。
 複雑化する社会構造を背影に子ども達の世界は混沌(カオス)としており、故に家庭も学校も処方箋が無く、先生や親に攻撃的なら未だしも引き籠り癖になる子どもがおり、大人になっても続くケースがある。
 筆者が中・高校生だった頃、結構アホな先生がおり、中学の音楽のD先生は自らがヤクザさん崩れであることを公言し粋がっていた節があった。音楽を子どもに教えるのでなくてである。
 とは言えど優しい先生がいたのも事実で高校時代に悩んでいた頃「悩むのは可能性がある証拠」と寄り添ってくれた。