雪、降り止まず 今冬4回目の除雪 沼川66㌢、開運47㌢の積雪
強い寒気が居座っている稚内で、18日朝までの24時間で20㌢前後の雪が降った。開運は一時、積雪が平年値(21㌢)に2倍以上の49㌢に達し、市道など市内各所で除雪車が出動した。
活発な雪雲が入り前日から断続的に雪が降ったため、18日朝まで開運19㌢、声問22㌢、沼川16㌢の降雪を観測。午前8時現在の積雪は開運47㌢、声問46㌢、沼川66㌢といずれも平年値から20㌢以上も多い。
18日未明から市道の今冬4回目の一斉除雪が行われ、道道や国道も除雪車が出動し道幅の確保に努めていた。
中央地区で朝から除雪作業をしていた男性は「ここ数日、毎日のよう除雪で疲れる。昨晩は除雪しても、やってる間に雪が積もり、ヘトヘトです」と話していた。
稚内地方気象台によると、雪のピークは過ぎ午後から止む時間帯もあるが、寒気の影響で雪の降りやすい状態は続き、19日朝まで多い所で10㌢前後の降雪を予想している。
札幌管区気象台による来年1月中旬までの1カ月予報では、日本海側は冬型の気圧配置が強まる影響で降雪量は平年並みか多いと予想。気象台職員は「年末年始にかけても雪の降りやすい状態は続く」としている。