「いいモノは売れる」とバイヤー 北洋銀主催商談会 ホタテ、小鹿の「流氷まんじゅう」など
北洋銀行主催の北海道地域産品応援商談会in宗谷が6日、宗谷経済センターで開かれ近鉄百貨店(本社・大阪市)のバイヤーに宗谷管内の7社が特産品を売り込んだ。
北洋銀行が宗谷総合振興局、稚内商工会議所、稚内観光物産協会宗谷管内商工会連合会と連携し道外への販路拡大に意欲的な地元企業を支援する新たな取り組みとして、今年夏の旭川に次ぎ開いたもので、商談会の前に関係者が出席し座談会を行った。
冒頭、北洋銀行執行役員の越田雄三公金・地域産業支援部長が挨拶したあと座談会が開かれ、①宗谷地域の魅力②関西に響くPR③ブランド価値向上をテーマに、関西圏を中心に9店舗ある近鉄百貨店の森島尚商品政策部課長がテーマに沿ってバイヤーとしての見解を述べた。
森島氏は「独特の食文化がある関西の人達に宗谷は知られていないが稚内は周知されておりホタテを中心にした海産物だけでなく、「小鹿」さんの流氷まんじゅうは知られておりよく売れている」とし、「関西人の財布のヒモは固いが、いいモノは売れている」と少々高くても消費者に認められることが重要とした。
更に20年以上催している北海道物産展が曲がり角に来ていることを指摘すると共に、海産、農畜産物の一時産品の売れ行きが底固くストーリー性を有した商品売り込みも大切なことだとも話した。
高齢化進展に伴い新しい客層の掘り起こしに「きょう集まった会社の方々の協力を煽ぎながら行っていきたい」と述べていた。
このあと、中央水産そうべい、北宗谷農協、稚内支所、大東食品など7社・団体との商談が行われた。