認知症への理解深める 声問小 キッズサポーター講座

 市(長寿あんしん課)は5日、声問小で認知症キッズサポーター養成講座を開き、児童たちが認知症を理解するよう努めた。
 認知症への理解を深め、思いやりを育むことで認知症患者が過ごしやすい地域づくりをと行われているものでこれまでにキッズ(小学生)1566人、ジュニア(中学生)319人が受講している。
 声問小では、4年生以上の児童7人が参加し、主任介護支援専門員の後藤容晃さんらから市内には今年3月末時点で100歳以上のお年寄りが17人いること、人口に対し3割程度が65歳以上のお年寄りがいることを聞き、認知症サポーターは特別なことをするわけでなく、温かく見守り手伝いをする役割があるなどとの話を聞いた。
 車椅子の扱い方や教材を使って高齢者の疑似体験も行われ、不自由な身体を体験した箱田和睦君(5年生)は「身体が動きにくく大変でした。お年寄りや認知症の人には優しく接したい」と感想を話していた。