抜海漁港にアザラシ数十頭 関西などの旅行者感激

 冬に入り抜海漁港にアザラシが集まっている。
 年間を通して漁港近くに残っている定着個体は10数頭いるが、10月に入ってからサハリン沖など北方から回遊してきたとみられる群れが漁港内に出没するようになり、今月に入って数が増え、2日午後には消波ブロックや砂場でゴロゴロ寝転んで寛ぐ個体、港内で泳いでいたものを含めると50頭以上が確認された。
 漁業者にはタコなどを食い荒らす厄介者だが、消波ブロックや砂場で愛くるしく寛ぐ姿に、レンタカーで札幌から訪れたという関西からの旅行者は「野生のアザラシが沢山見れて凄い」と感激していた。
 ピーク時になると300頭前後に増える年もある。