今度は中学校教諭対象に 旭川運輸支局稚内 海事講座

 北海道運輸局旭川運輸支局(稚内庁舎)は29日午後、ハートランドフェリーで中学校教員を対象に海事講座を開き、先生達はフェリー見学を通じて海の仕事に理解を深めた。
 海運業を支える内航船員の高齢化が進み、将来的に船員不足が懸念されることから若年内航船員確保推進事業として、生徒指導に役立ててもらうべく開いたもので、東中と潮見が丘中、宗谷中の3人の教員はハートランドフェリー船員の案内で最大550人が乗船可能な「ボレアース宗谷」(3578㌧)の機関室や甲板客室、操舵室などを見学した。
 合羽井享旭川運輸支局次長は「生徒たちが船員という将来を先生に相談した時に、先生が船員の仕事ぶりを知っていると、間違いなく良い指導に繋がると思い、今回の事業を行わせて頂きました」と話していた。