ワクワクしながら仕事を 5つ星ホテルの元支社長講話

 5つ星ホテル「ザ・リッツカールトン」元日本支社長の高野登さん(71)」が22日、稚内信金東支店で特別セミナーを開き、組織として目指す方向性、リーダーとしての心構えなどを説いた。
 稚内市や稚内信金てっぺん塾などで作る稚内ホスピタリティ推進委員会が主催したセミナーには、ホテルや飲食などサービス業関係者や行政機関などから70人余りが参加した。
 「人を育て、チームを変える」を演題に、高野氏は社員教育の時に話していた昔話〝桃太郎〟で桃太郎がきびだんごをあげてイヌ、サル、キジを率いたことを例に、違う能力のある人をまとめるのに「リーダーは、きびだんごのように企業の理念と哲学を示し、部下としっかり対話し共有することが大切」とリーダーの資質について語った。
 仕事をする上での心構えとして「行動することで道は開け、人と違った人生を送れるはず。ワクワクしながら仕事をすることで、良い仕事ができる」と話していた。