「ミキ」前にキッチンカー 小玉道晃さん 至福の味のコーヒー販売
僧侶として働きながら富士見地区でコーヒーの自家焙煎所「さいほくマーケット」を営む小玉道晃さん(43)が、珈琲を移動販売するキッチントレーラーを導入。営業許可取得後、年内に第1弾として友人でメイプルシロップやニンニクを作る斉藤嘉仁さんが勤める洋服店ブティック・ミキ=中央2=駐車場で出店する。
実家の近くにある寺の僧侶が親戚で仏の道へ進んだ小玉さんは20代の頃、曹洞宗大本山の永平寺(福井県永平寺町)で修行していた時、「座禅をしていた時に眠くなり、修行前に仲間と皆で濃い目のコーヒーを飲んでいました」とコーヒー好きになったキッカケを話す。
稚内に戻ってからは本格的にコーヒーを学び、1年前に専用の焙煎機を導入し今年1月からインターネットを販売を先駆けて行い、実家を改装し焙煎所にした。
現在はブラジルやエチオピア、グアテマラなど幅広い産地の豆を20種類以上揃え、客のニーズに合わせて焙煎したコーヒーやドリップコーヒーなど提供している。
今年は市内のイベントに出向き自慢のコーヒーを提供してきたが、もっと多くの人たちに自分好みの味を提供したいとの思いから10月にキッチントレーラーを購入し、保健所への手続きを終えてから営業を開始する。
場所を提供するミキの太田紀子オーナーは「小玉君は色々な事に頑張っているので応援したい」と語り、出店に向けて小玉さんは「富士見で喫茶みたいな店を開業するより、キッチンカーだと色々な所に出店できるので営業する日を楽しみにしています」と張り切っている。