週末雑感

 明後17日からの底冷えを予感するかのように気温は下がるものだが、今年は違う。地球温暖化現象の一端なのだろう。この現象を否定するトランプ氏が来月1月20日米国大統領に就任する。
 過日あった国際情勢アナリストの及川幸久氏の講演で批判されたグローバリズムにおけるディープステート(闇の政府)の陰謀を覆そうとするトランプ氏に及川氏は多大な期待を賭けているようだがこれまでの閣僚の人選発表を読み解く限り、一癖も二癖もある人が推されており、規模的に三回り位小さい石破総理の閣僚選びと差異はない。
 人脈面では1度大統領になっているトランプ氏のほうが広そうだが奇をてらう性癖もあって布陣の顔触れは異質過ぎる感がある。
 石破さんは来年7月の参院選までのようだが、国民民主党との税金や社会保険料、ガソリン税二重課税撤廃の行方によっては「お主なかなかやるね」とばかりの延命も0%ではない。参院選も裏金候補がおり(断念するやも知れぬが)衆院選のように自民・公明の与党は議席を減らす公算が強い。
 国民は怒っている。自分たちは耐乏生活を強いられているのに国会議員は温々と甘い汁を吸いのうのうとしている様子に腸が煮えくり返っており、参院選でも鉄槌を下すことであろう。
 自民党が参院選でも敗退すれば混迷するに違いない。脱退し他の政党とくっついたり新党をつくる動きも出てこよう。
 貿易でトランプ氏にいじめられ内で分裂の内憂外患に見舞われてはさすがに持たない。