生活の心配事など聞く 稚内市 独居高齢者見守り活動

 一人暮らしの75歳以上のお年寄り宅を対象にした秋期高齢者見守り活動が11日から富岡地区などを皮切りに始まり、介護職員らがお年寄りに対し生活する上での困り事などを聞いている。
 介護サービスを利用せず、孤立しがちなお年寄りの生活の不安や心配事の相談に乗ることで、安心して生活を送ってもらうよう市(長寿あんしん課)と在宅介護支援センターが14日(予備日含め19日)まで200世帯を回る。
 11日は夏に訪問できなかった世帯や秋の対象の樺岡など19世帯で実施。市職員と介護職員の2人が生活に困っていることや体の体調などを聞き取り、一人暮らしで困っていることなどの相談に乗った。男性は「市の職員が来てくれると安心します。冬になると一人暮らしなので除雪が心配」と話していた。
 見守り活動は12日には富磯や宗谷岬など9世帯、13日は声問や抜海など85世帯、14日からはノシャップや西浜、富士見など87世帯で行われる。