工藤市長 「おでかけミーティング」で「いいよの会」と懇談
工藤市長が地域団体に出向いて語り合う「おでかけミーティング」が5日、勤労者会館で開かれ、市長と発達障がいの子どもの悩みを共有する保護者の交流団体「いいよの会」と意見交換した。
町内地区で開く「ふれあいトーク」の別バージョンとして、2005年に発足し現在は会員35人が登録し月1回、勤労者会館などで活動する「いいよの会」を対象に開催され、参加した会員6人を前に市長は挨拶で今年はコロナ禍で中止していたふれあいトークを復活させて2回開催していることなどに触れた上で「皆さんの活動の話を聞き、これからの市政運営に反映していきたい」と述べたあと1時間半ほど会員と懇談した。
就学前に子どもの成長を相談する通園センター、発達障がいで悩む子や普通学級の子も利用できる発達支援中核センターについて、会員から「令和3年に留萌市で中核センターが道内10カ所目として開設された。稚内にも同じような機能がある施設があれば」などとの要望に、市の社会福祉の担当者は障がい福祉計画に子ども支援センター開設を盛り込むも専門的な人材不足で計画が進んでいないと答えたが、市長は「この件について議論しもう一度、検討させて頂きたい」と話した。
会員からは子どもたちの発達相談にに関し保健福祉センターにある通園センターと、風ーるわっかないにある就学支援センターを一つに集約すると情報を共有できるとして改善してほしいとの要望もあった。