時の話題 「衆院選終え」
第50回衆院選を終え事前の予想どおり自民・公明の与党が過半数割れを喫し立憲民主党が前回から50議席増やし躍進した。国民民主党の前回7議席→28議席と4倍の伸長も特筆されよう。
自民党の敗北はカネの問題である。政治資金パーティーのキックバック(還流)金を収支報告書に記載せず裏金化し、中には自らが支部長を務める選挙区支部に寄付し、裏金を洗浄化しようとした犯罪集団にも似たマネーロンダリングは公金を私腹化しようとした悪巧み以外にない。
更には裏金問題で非公認にした立候補者への選挙資金として2000万円支出したのは政権党としてなり振り構わぬ泥棒=悪人の所業であり、今選挙の結果は有権者たる国民が鉄槌を下したということになった。
自民党と旧社会党の「55年体制」が続く中自民党を脱党した小沢一郎氏が立役者となった連立政権の1993年→2009年の旧民主党政権以来の政権交代劇は無さそうな雲行きだが、これとて各党の思惑によっては0%でなく、今後の政局には目を離せられない。
個人的主観として12区で武部氏と川原田氏(比例復活)の衆議2人が誕生したことは喜ばしいことで、政敵関係にはあるが、2人でスクラムを組み宗谷(稚内)、オホーツクのため尽力してもらえばと思っている。
父勤さんからの地盤を引き継いだ新氏、実家が破産し放浪した経験もある川原田氏。育ってきた環境は違うが同じ地盤を有する政治家である。互いに切磋琢磨し合いながら比例復活の2人体制継続すること願っている。