観光客、宿泊難民状態に ドーミーイン休業大きく

 中央2の仲通り沿いにあるホテル「ドーミーイン稚内」が館内メンテナンス工事のため年内12月後半まで休業に入ったことにより、週末などに秋観光で訪れた観光客が宿を取れず、宿泊難民化している。
 約170室あるドーミーイン稚内の専用サイトによると、館内メンテナンスのため10月1日〜12月24日まで休館し、12月25日から営業を再開する予定となっている。休館に入ってからはホテル前にはクレーン車などが入り
作業員が館内を慌ただしく出入りしている。
 今月からは空路の東京便が1便体制となり、稚内観光は閑散期に入っているとはいえ、秋観光で旅行者が入ってきている。数日前、キタカラ内の観光案内所に立ち寄っていた神奈川から来たという男性は「稚内は宿が取れず予約が出来た旭川に泊まる」と夕方のJRで旭川に向かっていた。
 観光案内所スタッフは訪れる旅行者から「空いている宿がありか?と聞かれたことがあります。10月12~14日の3連休は宿に対する問い合わせが多かった」と話していた。
 市内観光施設でも同様に宿を尋ねるケースが増えているという。(武田誠司)