時の話題 「野球談議」

 数年前まで野球と言えば日本のプロ野球のことを書いていれば良かったが、今は大谷翔平の活躍を論じるのが枕言葉となった。
 54本塁打、130打点、打率3割1分、59盗塁と、本塁打、打点の2冠を達成。4厘差で打率は逃がしたものの、本塁打と盗塁という相容れない記録として50・50(フィフティ・フィフティ)を大リーグ史上、初めて成し遂げたのは超人的といっても過言でない。ただMVPは指名打者一筋だっただけに定かでないのがスーパースター揃いの大リーグならではである。
 来年は打者一本槍から二刀流に戻るようで今年の成績を見る限り打者だけの方(これが野球選手の本来の姿)良いのにと思うも大谷は「短くてもいいので太い人生」を描いているようで来年も期待したい。
 日ハムの新庄監督の去就が注目され、一部では仮に日本一になればチームを去るのでは―との憶測が流れている。レイエスとマルティネス両外国人のハム残留願いを公けに明らかにしたのは日本一後の引退を示唆したものとの報道が一部にあるのは新庄さんらしい。
 パ・リーグ2位確定後の負け試合続きで思うのはCS、日本シリーズに向け勝利の集団たれという発破を掛ける意図もあるのかと思うも真意は判らない。
 2位から1位となり日本シリーズ優勝のカギはCSのロッテ戦次第か。これを超えればソフトバンク、そしてセ・リーグ覇者でCSから上がってくるジャイアンツを負かし日本一になるだろう。
 ただ筆者の予想は当たったことがないのを付け加える。