来年向けニンニク植え 坂の下ガ ーリック 斉藤さん 収穫量増える

 坂の下の実家が所有する畑で自家製ニンニク〝坂の下ワイルド・ガーリック〟を栽培する会社員でインターネットデザイナーの斉藤嘉仁さん(40)=緑5=が、来年の収穫に向けて「大きく立派に育ってほしい」と願いながら植え付け作業を行った。
 2019年から祖母が生前、家庭菜園などで使用していた畑で栽培を始め今年7月下旬には2000株ほどを収穫した。
 来年に向けて、8月後半から開墾作業を始め、鶏糞など堆肥を使い土壌改良した畑で先週末、父親の斉藤マサヨシさんら家族、友人ら10人余りが応援に駆け付け4000株ほどの収穫を見込み来年用の種ニンニクを植えた。
 将来的には1万株以上の収穫を目指している斉藤さんは「今年植えて来年、収穫したものは殆どを種球に回す予定にしています。収穫量を増やし畑の規模を拡大していきたい」と胸を膨らませている。
 「坂の下を自然に人が集まれるような場所にしたいと思い畑などを始めましたが友人ら仲間が集まって植え付け作業をしている姿を見て、やりたい事が少しずつ実現している事に嬉しさを実感しました。自分なりに地域が盛り上げることが出来れば」と話していた。
 斉藤さんが坂の下で奮闘している姿に、若葉台の畑で先駆けてニンニクを栽培している稚内通信設備社長の中山亮さんは「ニンニク栽培は稚内の気候に適している。いつか斉藤さんとニンニクフェスでも開催できたらいいね」と話していた。(武田誠司)