カヤック、カヌーを体験 北海学園大、大阪成蹊大学生
豊富、稚内などで地域研修のため宗谷入りした北海学園大学と大阪成蹊大学の学生が、勇知川でカヤック・カヌーツアーを体験し稚内の自然豊かな景色を満喫した。
地域で取り組む風力発電や自然エネルギー観光、酪農などの研究視察のため大学で資源・エネルギー経済論や環境経営論などを専攻する両大学の学生21人は16日豊富入りし、幌延にある風力発電、サロベツ湿原センターなどを見学した。
17日は豊富でNPO法人が取り組む子育て支援の研修を終えたあと、午後から勇知川で宗谷地域の自然の魅力を伝える「ポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツ」代表で自然ガイドの嶋崎暁啓さんと上勇知のゆうち自然学校代表の伊藤輝之さんの2人をガイドにカヤックとカヌーを体験した。
国立公園内にある勇知川で嶋崎さんからカヤック、伊藤さんからカヌーのパドルの使い方などを教わりながら学生たちは往復1・5㌔のコースでカワセミなど川沿いに生息する生物など観察しながら1時間半ほどツアーを満喫。このあと、ノシャップ岬なども見学した。
ガイドを終えた嶋崎さんは「札幌と大阪の学生さんは普段あまり自然に触れる機会が無く、国立公園内を流れる勇知川の雄大な自然の中を漕いでは楽しんでいました。ゆうち自然学校の伊藤さんと連携して案内し、学生さんにとっても素晴らしい体験となり良い思い出になったと思います」と話していた。