時の話題 「新氏への期待」
この時期の政経セミナーなのだから意図は当然あるものだと分かっていながら、この国の代議士は本当に日本を良くしようと思っているのか。疑義を持たざるを得ない。
武部氏は今回総裁選に出馬した小林鷹之氏の後方に顔を見せていたので分かるが、セミナーの特別講師として招いた福田達夫氏まで国勢発展を煙に巻き小林氏の支援に弁舌をふるうとは。講演の中で明かしたのだが武部氏とは同期で刎頸の交りにあり、この2人に共通した友がかの小林氏なのだ。
367人の党員票の幾人分が宗谷管内分かは知らねど僅かの人数なのだろう。ここは総裁選を切り離し、国家観、地方への思い入れを語ってほしかったねと個人的には思っている。
武部氏も福田氏も御輿の担ぎ役でなく自ら敵陣地に打って出るような大将の道を進んではと思うが。とりわけ武部氏にその思いは強く、12区支部稚内地区の会長である中田商工会議所会頭も同じ思いではないのか。
正直、筆者は自民党は嫌いなのだが、武部氏と吉田道議には親近感がかなりあり武部氏には早く大臣になることを願っている。その思いは同窓ということもあるのだろうが、彼の偉ぶらない性格と原稿に頼るのでなく自分の言葉で話す政治家として見識の高邁さもあるものと思料する。
道議から衆議になり小泉純一郎内閣で自民党幹事長まで務めた勤氏と似て非なりと言えよう新氏には父君を超えるような役回りになるよう願っている。
小林氏への貸しはいずれ返してもらうようにしたらいい。