出来秋に感謝し収穫 勇知いも 3校と南RC、北武、山建

 上勇知の畑で12日、稚高や大谷高、稚内養護学校の生徒や南ロータリークラブ会員らが勇知いもを収穫し出来秋を満喫した。若い世代に栽培から収穫までの体験企画をした山本建設の菊池工会長は「形も良い立派なイモに育ちました」と満足していた。
 若い人たちに栽培から収穫までの学習体験を通じ地域ブランドとして価値が高い勇知いもを伝える取り組みとして、4月に「勇知地区におけるジャガイモプロジェクト」を発足させ、5月下旬には北武建設が所有する約1200平方㍍の畑に稚高、大谷高、稚内養護学校の生徒らが全部で400㌔もの種イモを植えた。
 植えてから除草作業などをし4カ月経って迎えた収穫祭には3校の生徒に加え、南ロータリークラブ会員や北武建設、山本建設の社員合わせて80人余りが参加し鍬などを手に、土を掘り起こして収穫した。
 種イモ植えから雑草取りを経ての収穫に稚高生の女子生徒は「イモ植えから体験しましたが、こんなに沢山のイモが出来て嬉しいです」と話し、菊池会長は「プロジェクト1年目としては大満足の成果。来年も事業も継続することになっており若い人たちに稚内でもイモなど農業が出来ることを伝えていき、地域の活性化に繋げていきたい」と願いを語っていた。
 このあと、バスで風~るわっかないに移動し、生徒らによる調理班40人が、収穫したイモを具材に作ったカレーを食べた。