伊坂院長にインタビュー 来市した慶應義塾大学生

 地域診断で課題解決策を模索しようと稚内を訪れている慶應義塾大学生が、医療関係者や住民らと懇談し稚内の現状について話を聞いている。
 19日から稚内を訪れている慶應義塾大学の医学部、薬学部、看護医療学部の30人は、潮見が丘、東、南、北の4地区に分かれ医療、教育など様々な分野においての現状や課題などについて聴き取りしている。
 22日、道北勤医協宗谷医院近くの民家で行われた懇談では、学生8人が富岡で「クリニックはぐ」を開院している伊坂雅行院長にインタビューを行った。
 稚内の小児科の現状について質問を受けた伊坂院長は、少子化に歯止めが効かないことで3年前から小児科だけでなく内科も運営しているとし、医療の人員不足については「医師が来ないならば、今いる医者でどう宗谷の医療を守るか考えるべきだとずっと思っている」と語った。
 教育に関しては、少子化で児童生徒が減少していることなどに触れ「親が学校教育にもっと興味を持ち子育てすることが必要です」とも話していた。