時の話題 「喧騒の盆休暇」

 喧騒のお盆休みが終わり普段の社会経済活動が始まった。週に6日発行し休み慣れしていない小社の社員及び配達員さんは休暇を有意義に過ごしたろうか。ほかの会社などで働く人達も束の間なものの、くびきから解放されたであろうか。
 1週間ぶりとか10日ぶりとかの出勤となった人達はきょう一日、ブルーな心持だったのではと推し量る。
 元日の能登半島地震の復旧が遅々としている中、日向灘沖での地震発生による南海トラフ地震注意情報が発布され不安を胸に墓参りで帰省した東北地方の人達を台風と熱帯低気圧が襲い連日、台風情報に神経を尖らせていたところ、岸田総理は終戦の日前日の14日、また唐突な退陣宣言。その宣言を契機に9月の自民党総裁選に名乗り出る〝先生様〟が10指に足りないほどまでになった。
 顔触れを見ると、昔の名前で出ていますだけでなく新顔も。帯に短したすきに長しの感するもこうまで雪崩れ打って出てくるとは。10人以上だ。
 パーティー券のキックバック問題を受け麻生派以外の派閥は解散しているので推薦人(20人)確保がどの立候補予定者も大変であろう。岸田総理の「論戦を期待する」との願いとは裏腹に推薦人確保の熾烈な争いが暫く続きそうな雲行きだ。
 今後は新総裁・総理を陣頭に衆院解散というシナリオが想定されるが、岸田さんよりは増しな人でもっての選挙が予想されるので一時、現実味を帯びた政権下野は回避されるのか。忘れやすい国民に助けられている自民党だが信用回復は容易であるまい。

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