時の話題 「独自政界論」
内閣支持率が10%台~20%台と低く辞めるのも時間の問題と見ていたが、9月の自民党総裁選を前に岸田氏は不出馬宣言をした。とことん唐突な人で数の力があるとはいえ断念せざるを得なかったよう。
全国紙には麻生副総裁の支持を得られなかったとの論評あるも岸田、麻生両氏とも2、3世議員であり、そこいらが限界の断念会見のよう感じた。
東大至上主義とは言わぬも東大受験を数度落ちしゃあなく早稲田大法学部に入学した岸田さん。祖父の頃から続く政治家一家で血統は文句なしだが、東大落ちは汚点で岸田さんに重く伸し掛かっていたのではなかろうか。
片や麻生氏も学習院大出身で東大からは程遠い。私立大の2人が頭を働かせても文珠の知恵にはもう1人足りず、東大卒の茂木幹事長は前記2人の仲には入る気はない。
徒党を組みたがるのは人間の業だが、同等のレベルであれば上手く運ぶが、でなければ御破算するのが常だ。
岸田総理は良い所もたくさんあるが、「聞く耳」はからっきしで独断専行で他人の言うことを聞かない。似ている筆者にはよく分かる。
「あいつらに相談しても無駄だ」 という訳で岸田さんは調整型のように一見されるが、鈴木善行氏のような粘り強さが無く、早大に入ったよう自らの意志を徹頭徹尾貫かない。
次の自民党総裁は向う見ずな若さも共通項の人が望ましいと推し量るも権謀術数の政界のことである、すんなりとは行くまい。取り巻き優秀な人物の登場願っている。