交通機関、土産店など混雑 開店以来一番とワッカナイセレクト

 先週末の10日以降、空の便など交通機関、土産店や景勝地は稚内入りした旅行者で混雑している。道のわっかないに併設するキタカラ内の土産店「ワッカナイセレクト」では連日、旅行者で込み合い「今までで一番に忙しい」とスタッフは嬉しい悲鳴を上げていた。
 先週末からは100台スペースがある道の駅駐車場は常に満車状態で道外ナンバーの車が目立っている。
 人の移動が活発化した13日からはお盆休みに入ったこともあり、キタカラ内の土産店は旅行者らが稚内ブランド品や銘菓などを買い求め、レジ待ちをする客が列を作った。スタッフは「GWも忙しかったですが、今年のお盆は2012年に店がオープンして以降、一番忙しく、常に客が出入りしている」と品切れした商品を補充していた。
 交通機関は10日から一部で混雑を見せ、空の便は東京便を中心にお盆休みを故郷で過ごす帰省客や旅行者で込み合っている。
 全日空(ANA)によると、東京下り1便目13日185人、14日186人が利用し満席状態で2便目も同じように混雑を見せているという。

「水族館と科学館賑わう」
 ノシャップ寒流水族館、青少年科学館など市内施設は、盆入りしたことで帰省客や観光客で賑わっている。

 ノシャップ寒流水族館では、開館延長している11日から観光客を中心に来館し、天気の良い日はアザラシショーや一周45㍍ある回遊水槽を泳ぐイトウなど鑑賞しており、夏限定で催されているカニ釣りコーナーはカップルや家族連れで混雑していた。

 科学館では、50周年記念の南極パネル展や新たに導入された「リトルプラネットTouch」、プラネタリウムのデジタル映像などどこのコーナーも人で賑わいを見せている。
 埼玉から訪れた家族は「苫小牧から北上しきのう稚内に到着しました。寒かったですが白い道から海が見えるなど観光を楽しむことが出来ました」、東京と青森からきた男性グループは「涼しく過ごしやすい。水族館などみて宗谷岬に向かいたい」と話していた。
 両館は閉館時間を16日まで1時間半延長し午後6時半(最終入館午後6時)まで営業する。