南君準優勝、北島さん３位　全道柔道大会で稚内スポーツ少年団の２人

南　瑠一選手

北島　栞選手

　帯広で開かれた第５２回北海道中学校柔道大会（７月２９日～３１日）で、宗谷代表として出場した稚内柔道スポーツ少年団所属の南中２年、南瑠一君が男子６０㌔級で準優勝、南中２年、北島栞さんが女子５７㌔級で３位に入賞した。二人は「悔しい部分もありますが、一生懸命練習した成果が結果となりました。次に向けて頑張りたい」などと更なる決意を語っていた。
　１５人が出場した男子６０㌔級で南君は、初戦シードされ準決勝で釧路の選手と対戦し投げ技など合わせ技一本で５６秒で勝利。準決勝は恵庭の選手に勝ち、厚別の選手と対戦した決勝戦は積極的に攻めたものの、相手に投げ技のあと抑え込みで一本取られた。
　全道大会を終え「前回は５５㌔級で、今回から６０㌔級にあげました。体重が思う様に増えなくて不安もありましたが、一緒に練習して来た仲間や支えてくれた人たちのお陰で、勝ち上がることができました。優勝を目指していたので悔しいですが、来年に向けて頑張っていきます」と振り返った。
　１２人で争った女子５７㌔級の北島さんは、準々決勝で帯広の選手と対戦し、相手の技を返して技ありを取り抑え込んで一本勝ち。優勝候補筆頭の名寄の選手と対戦した準決勝では背負い投げで一本取られ、３位入賞。
　今回の結果に「ケガで思うように練習が出来なかったので初戦突破出来たことはとても嬉しかったです。準決勝では全道でもトップクラスの選手と戦って思うような試合が出来ず、悔しかったですが来年に向けてトレーニングや練習頑張ります」更なる技術アップを誓った。
　スポーツ少年団で２人を幼ない時から指導している三上雅人代表は「代表選手が出てきた大会なので難しい試合でしたが、日頃から二人は研究熱心で練習の甲斐があり、今回の結果に繋がりました」と健闘を称えていた。