水際の取り締まり強化 井口稚内税関支署長
稚内税関支署長として着任した井口富夫氏(57)は「外国からの不正薬物など密輸入を阻止するため、関係機関と連携し水際での取り締まり強化などに努めていきたい」と抱負を語った。
井口支署長は上川町出身。昭和60年、函館税関統括監視官部門を振り出しに、小樽税関支署石狩出張所統括審査官、函館税関調査部調査統計課長など歴任。前任は小樽税関石狩出張所長。
初めて赴任する稚内の印象については「涼しいと思っていたが思っていたよりも蒸し暑く、街中でもシカが逃げない様子に驚きました」と話していた。
これまで輸出入の手続きや自治体からの要請窓口など長く携わり、企画調整官の時には岩手県花巻空港を外国貿易が出来る税関空港に指定するべく県や財務省との交渉に当たった。「一年ほどかけて調整を行い、成果が実ったことに達成感を感じました」。
趣味は読書で「思いたったら本を読んでいます。管内はまだ行ったことのない場所が多く、ドライブも好きなので探索する気持ちで旅してみたい」と話していた。