命の大切さ説く話とライブ 北海道いのちの電話 稚高定時制生徒対象に
稚高定時制で北海道いのちの電話(札幌)による「こころのライブ授業~いのちの大切さ・尊さをつたえるために」が開かれ、全校生徒44人は希望を歌うロックバンドをキャッチコピーに活動する4人組バントの演奏を通じて命の大切さを考えた。
16日夜に行われ、最初に道いのちの電話の杉本明事務局長が自死の現状や命の大切さについて訴え、悩んだ時は「誰かに話しをする。誰かに助けを求めることが大切です。身近にいる信頼できる人に話し、話せる人を作ってほしい」などと話した。
講演後、札幌を拠点に活動するバンド・ナイトdeライトがライブで苦しくても死なないでという気持ちと不登校の子を思いながら作ったという曲「君はそれで素晴らしい」、「AKA」などを演奏した。生演奏を聞いた生徒からは「歌詞が心に残りました」、「自分のこれまでにあったことが思い出されました」などと感想が寄せられた。
バンドメンバーでドラム担当の田中満矢さんの著作「いいんだよ。昨日のこと全部。~心が軽くなる31のアンサー」が学校に寄贈され、担当教諭は「生徒が悩んだ時に活用させて頂きます」と感謝していた。