風無氏から黒川組合長へ 機船漁協組合 当期剰余金9073万円
稚内機船漁協は28日午後、水産ビルで通常総会を開き、組合長を23年間務めた風無成一氏(81)が退任し、新組合長に黒川明康氏(40)を選任した。
風無組合長は「沖底船の水揚げは、年間操業数が平均に戻ったこともありタラ、ホッケの漁獲が堅調に伸び更に魚価も安定したことになり、当期剰余金9073万円、前期繰越剰余金3800円の1億3500万円の処分案の審議を載く。自己資本比率36・0%(前年度対比0・41㌽増)と、順調な組合経営を報告できたことに安堵しつつ、漁協を取り巻く環境の下、施設の老朽化、維持管理等の改善など課題が山積みしているのは事実であり組合事業の更なる安定に向け邁進する所存にあります」などと挨拶した。
市場取扱高は1万6862㌧(同2・7%減)、20億9391万円(同15・8%増)。事業総利益は3億4531万円、人件費、業務費、施設費、減価償却費など管理費を引いた事業利益は6886万円、税引前当期利益は99330万円で当期剰余金は9073万円だった。
新役員次のとおり。
▽代表理事組合長 黒川明康▽理事 坂原勇次、泉浩輝、田中誠一▽専務理事 神田浩史▽監事 宮前勝浩、市田孝。