熊谷君 40年ぶり全国へ 道場少年剣道 坂口、工藤、熊谷君の団体も

 第48回北海道道場少年剣道大会(16日旭川市)に出場した稚内白樺剣道スポーツ少年団の熊谷虎明君(東小6年)が個人戦小学生の部で優勝し、10月20日に横浜武道館で開かれる全国大会に出場する。団体戦でも7月30日に日本武道館で開かれる全国大会に出場する。
 道内各地から強豪選手が出場した大会の個人戦小学生の部には、各地で選抜された89人が出場。白樺剣道から出場した熊谷君はトーナメント戦を勝ち抜き決勝で若竹(札幌)の選手から延長戦で一本を取り頂点に立った。
 熊谷君は身長138㌢と、6年生の選手としては小柄な体格だが素振りや毎週一回、北門神社の80段の階段を何回も駆け上がるなど練習以外にも日々のトレーニングを欠かさず試合では相手選手へプレッシャーをかけ試合を有利に進め勝利を手にした。
 稚内剣道連盟としては昭和59年以来、40年ぶりの個人戦全国出場で、小学生は初めての出場となる。熊谷君は「自分の練習の成果を出すことができました。苦手な所を克服できるよう練習に励み大会に臨みたい」と全国大会での健闘を誓っている。
 団体戦で監督を務めた虎明君の父智明さんは「個人戦での全国出場は行きたくてもなかなか行けるものでない。相手に臆せず思い切り力を出して欲しい」とエールを送っていた。
 28チームが出場した団体戦は、熊谷君、坂口柚希君(小学6年生)工藤圭悟君(東小5年)の3人で挑み、2回戦で新十津川に敗れたものの、敗者復活戦で勝利し、第58回全国道場少年剣道大会への切符を手にした。
 3人は「緊張しましたが練習の成果を出すことが出来ました。全国大会では表彰台に乗れるよう頑張ります」と話していた。