マレーシア人など19人参加 特養富士見園で留学生見学会

 今年、旭川福祉専門学校(東川町)に入学した留学生の福祉施設見学会が26日、特養老人ホーム富士見園で開かれた。
 主催する外国人介護福祉人材育成支援協議会は、外国人の介護人材を育成するべく道北エリアの市町村を中心に同校で学ぶ留学生に奨学金を支援し、卒業後は会員地域に介護人材として割り振る取り組みを行っている。正会員として加盟する稚内での見学会には、マレーシア、ネパール、韓国などから留学生19人が参加した。
 満保常務理事は「てっぺんの街へようこそ。卒業後には一緒に働けることを願っております」などと挨拶したあと、留学生は従来型特養、ユニット型特養富士見園を見学したあと、インドネシア人技能実習生が住む職員住宅を見学した。
 特養富士見園の濱塚泰昌施設長は「介護に対して志高い学生が多く将来が楽しみです」満保常務は「地元での介護人材雇用が難しい中、2年後には是非、この地域を選んで来ていただきたい」と話していた。
 留学生は6月まで各地での見学会に参加し7月には就職先を決め介護の資格取得に専念する。

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