新たにメグマ沼散策 嶋崎さんのツアー

　道北地域をフィールドに自然ガイドとして活動する嶋崎暁啓さん（４２）は今シーズンから声問のメグマ沼を散策する「稚内の秘境を散策・メグマ沼湿原ガイドウォーク」というツアーを始めた。参加者は「ガイドを聞きながらの散策は楽しい」などと特別な時間を過ごしている。
　今シーズンはＧＷから白い道でのサイクリングや勇知川でのカヤックツアーなどから活動をスタートさせた嶋崎さんは、稚内空港近くのメグマ沼に向かう散策路をスタート地点に約２㌔のコースを１時間半～２時間で歩くツアーを行い、これまでに４回行い、地元はじめ旅行者７人が参加した。
　先週の晴れた日、市内の女性２人が参加し、嶋崎さんの案内で散策路付近に自生する貴重な植物を見ながら２時間ほど歩いた。参加した女性は「嶋崎さんの情報量の多さと、専門的な知識が魅力で、散策を楽しく覚えやすいように工夫して説明して頂きました。またメグマ沼に来て自然を満喫したいと思う気持ちにさせてくれるのがツアーの楽しいところです」と話していた。
　昭和４７年北海道自然景観保護地区に指定され、６０年には北海道自然１００選で第１６位に選出されたこともある自然豊かなメグマ沼について、嶋崎さんは「沼の周辺には低層～中間～高層湿原までの多様な湿原県境と水辺や森もあるので、季節ごとに様々なお花に出会うことができる場所です。ツメナガセキレイなど草原性の野鳥もおり、稚内空港のすぐ近くにありながら静かで神秘的な雰囲気を味わえるのが魅力です」を語っていた。