時の話題 「小満過ぎて」

 表前教育長に「よく二十四節気を使うよね」と言われたことがあったが、昨20日はその「小満」であった。北海道など雪国では雪も融け植物が生い茂り始める小さな満の一方、「大満」はない。怠慢に結びつくからかと邪推するも、言葉遊びに過ぎず高尚な本欄の道から外れるか。
 それはそうと先週末の小欄で日ハム強しの趣旨の事を書くと、それまで7連勝していたロッテ3連戦で1分け後に連敗した。油断大敵である。
 調子に乗っていると不意の落し穴があるのを地で行った格好だがスポーツは兎も角、政界とりわけ自民党は大変である。毎日新聞の世論調査によると、2、3月に若干持ち直し20%台になった岸田政権の支持率が20%かすかすになり、次の衆院選比例区での投票先として立憲民主党の25%から10㌽下回る15%まで落ち込んでしまった。一定数のサンプルを基に公表する支持率なので全体を表す正確なものではないといえ、「岸田さんには早く総理を辞めて欲しい」との声には国民に寄り添う姿勢を強調する岸田総理にとって痛恨の極みであろう。
 朝日、読売は毎日ほど支持率は低くないものの、イエローどころかレッドラインの30%を切る数値には変わりなく、一部で流布されている6月解散説も梅雨入りとともに露と消えそうである。
 いずれにしても自民党は新しい総理選びに着手せねばならない状況に追い込まれており今後、岸田再選なしで政局は動くであろう。
 道12区も立民党の川原田氏が定期的に辻立ちし、武部王国に追いすがろうとしている。