朝日2の住吉さん 大鵬直筆サイン寄贈 旧瀬戸邸1階で展示
夏季開館中の旧瀬戸邸に、昭和の大横綱大鵬関の「寿」など直筆サインが市民から寄贈され、邸内にある展示コーナーに飾られている。
直筆サインは稚内で50年以上、左官業をしていた朝日2の住吉正次さん(83)が寄贈したもので、大鵬部屋(現・大嶽部屋)の行司が大鵬関に書いてもらい、関係者を通じて10年以上前に住吉さんの手元に届けられ長く自宅で保管していた。
大鵬が終戦直後に樺太から引き揚げ、稚内港に上陸した縁もあり、近所で親交がある阿部工務店の阿部勇社長(73)に相談し旧瀬戸邸に寄贈することになった。
サインの額縁は阿部さんが手作りした。住吉さんと阿部さんは「大鵬は稚内に縁があることを市民や観光客の方々に広く知ってほしい」と話していた。
サインは旧瀬戸邸1階の奥にある展示スペースで、大鵬の写真や手形が付いたサインとともに17日から展示されている。