令和10年以降、削減か 道教委 公立高配置宗谷計画案

 道教委は16日、第1回公立高校配置計画地域別検討協議会(宗谷地区)を開き、令和8年度までの配置計画を策定した。
 オンラインで行われた協議会には、市教委稚高、大谷高など管内の教育関係者が38人参加した。
 笠井宗谷教育局長が「急速な中学校卒業生の減少により高校の小規模化が進行している中、教育環境の維持向上を図ることは重要な課題。多くの意見を頂きたい」などと挨拶した。
 このあと、道教委が令和8年度までは学級数は維持されるものの令和9年度は中卒者が減少することから学級数を維持するか削減を検討するとし、令和10〜13年度までの4年間では1〜2学級削減する見通しであることなど説明した。
 これに対し、大谷高から「子供の減少が続く中、連携し地域の教育を守ることが大切である。私立として独自で生き抜くことは厳しい状況にある」などとの意見が出ていた。