週末雑感
昨日からプロ野球が開幕し大リーグも韓国での大谷フィーバーから1週間はさみ始まった。センバツ大会は準決勝戦、球春が華やかになっている。
春への歩みが急ピッチだった本州で寒が戻り遅れていたサクラの開花が始まり、花より団子の左党のコロナ禍ですっかり姿を消した花見酒も盛り上がるに欠けるよう。元日の能登半島地震も影を落としているのか。
この時期、妻と暖かい本州に出掛けているという知人は現在、旅行を自粛していると言う。大方の日本人はそのような心持ちで過ごしているが、GWになれば浮かれ気分も昂じてくるのであろう。
統一地方選挙から1年も経っていないのに「次の市長選に工藤市長は出るのですか」という質問をよくされ筆者はきっぱり「出ないでしょう」と答えるもどうも下馬評に上がっている市議3人への評価は概して低い。新人のうちはだいたいそんなもんだが、ポストが人物をつくると言われるように立場に就けばそれなりの仕事をするだろうから要らぬ懸念は正に杞憂であろう。
そうこうして春本番になろうとする中、前猿払村長の巽昭氏が亡くなった。北大経済学部を卒業し日本水産に入社したあと家業の巽冷凍食品を引き継ぎ、その後、村議2期、村長1期務め村勢の発展に尽力した方だった。
筆者の記憶が間違いなければ村長当時、稚内市、豊富町との合併話があった検討会議の席上、稚内市側の不遜な態度に声を荒らげた気骨のある人で慧眼の士であった。あの時、合併が成就したらと夢物語を語る度に巽さんのことも思い起こす。