時の話題 「奉仕団体の今後」
稚内には今、4つの奉仕団体がある。稚内ロータリークラブ、南ロータリークラブ、稚内ライオンズクラブ、北斗ライオンズクラブである。
個人的に関係のある南RCの第52回創立記念例会が25日開催され53代の高橋現会長が「先輩諸氏が刻んできた歴史を大切に未来に向けクラブを発展させて行きます」などと挨拶市議を5期務めた山田繁春会員(第41代会長)が〝卓話〟として当時の吉田政一道議(稚内市部選)に挑んだ際の裏話、そのご市議に転身した経緯を語る中山田氏は何か見えぬものに操られたように生きて来た自らの人生への思いを語っていた。
この見えぬものこそ筆者がよく書く天運であり功成り名遂ぐ人はよく天運の話をする。稚内地区労事務局長など経て市議に転身した山田氏が5回連続しトップ当選し副議長を務めたのは承知の通りである。
アングラに近い情報だが、工藤広氏が市長に初当選した2011年の選挙では刹那だろうが名乗りを挙げるところであったということも側聞している。稚内の政界で突出した人物ではあった。
ところで奉仕4団体も経済の衰退により往時から相当数、会員が減っており、その志を全うするのも厳しい状況にあるのでないか。
奉仕団体として活動し弱い立場の人達を支援し、経営する会社を奉仕活動を通し発展させるという目的を通し稚内全体の底上げを図ろうとする意識に変化はなかろうが、先ほど記したよう会員減少と老齢化は今の稚内の縮図であり、枝分かれを修復するなど善処が求められる事あるやも。