犬ぞり大会 日程変更難しく 市議会議特委 他大会との兼ね合いから
市議会は13日、前日に続き議案特別委員会を開き、新年度予算案の審議を継続した。
鈴木利行議員(公明党)から鳥獣被害対策事業でのハンターの人数、シカの捕獲計画の質問に、山谷農政課長は令和6年度のシカ捕獲は今年度と同様、農村部はライフルによる捕獲、市街地対策では春と秋に富士見地区でのライフル、西浜地区での囲いワナ、くくりワナ、冬場の裏山での捕獲をすることになるとし、ハンターに関し鳥獣被害実施隊員は79人在籍し、シカなどのハンターは64人活動しており、ハンター不足には至っていないとの認識を示した。
シカの捕獲目標について、これからの鳥獣被害対策協議会の総会で決めるとしたが、囲いワナで50頭、富士見のライフルでは春と秋合わせて80頭、くくりワナ10頭、裏山でのライフル20頭と、市街地で都合160頭捕獲すること目標にしていると答えた。
2月24、25日に開催予定だった全国犬ぞり大会が今年は暖冬で中止になったことを踏まえ、森敬四郎議員(自民政友会)は来年度、日程変更への考えについて質問。阿部観光交流課長は、今季は大会前の気温上昇でコースの融雪が進んだことで中止した経緯を説明し「稚内のあとに、犬ぞり大会が石狩市で開催された。犬ぞり大会に参加する人は、冬場の犬ぞり大会のスケジュールを組んで動いており、稚内市の大会をずらすと他の大会の開催とぶつかる場合もあり今の段階では日程変更はない」と答えた。