週末雑感

 昨日とある場所で会った70代の女性も今般の自民党派閥の政治資金パーティー券の議員個々へのキックバック事件に腹を立てていた。
 この女性はこれまで筆者と政治的な話をすることなく音楽活動にボランティアで取り組んでいる方だが、筆者が事件の話に触れたわけでもないのに「許せない」という感情を表に出し発言していた。
 このように普段政治に無関心の人達の間でも濡れ手に粟の所業には怒りを抑えきれないようで、思うに選挙をすれば自民党は大敗北を喫するのでないか。
 何やかにやあっても自民党は日本の政治を担ってきたが、今回は国民の怒りが頂点に達しており、過日、保守王国の群馬県前橋市長選で現職が敗れたよう敗退する選挙区が続出する可能性が高い。自業自得とはいえ腐り切った自民党を下野させ頼りないが立憲民主党、日本維新の会を中心にした新政権を樹立せねばならないところに日本の政治が追い込まれているのは確かだ。
 筆者は元来、自民党支持者でないとは言うものの野党も積極的に支持することなく、言ってみれば政治に対し不信があり期待は小さい。郵政民営化の小泉政権然り強権的な安倍政権然り大所高所から政策を実行しているとは思えず「それならば」と他の政党に投票しているのが実態だ。
 経済一流も政治は二流と巷間言われた中、GDP(国内総生産)がドイツに抜かれる事態に。経済も今や二流どころか三流になろうとしている。
 加えて国家財政は破綻国家への道まっしぐらという状況にある。孫の時代が心配だ。