名古屋でアニメ個展 育英館大佐藤助教 3月には京都でイベント

 育英館大学のゼミでアニメーション制作の指導をしている佐藤結花助教(31)が、22日から名古屋でアニメーションの個展を開く。本州での個展は初めてのことで「これまでの作品をまとめて披露するのは初めてのことで、多くの人に作品を楽しんでもらいたい」としている。
 佐藤さんは、これまでにアニメーション作品を様々なイベントで披露し、過去には岩見沢で個展を開く一方、ゼミでは学生にアニメーション制作の指導に加え学外で作品展を開くなど勢力的に活動している。
 今回の個展は22〜26日まで、名古屋のシアターカフェで「アニメーションの実験〜実像と虚像、その物質性」と題し、300枚焼いたホットケーキに絵を描いたタイムラプス作品、布を映画のフィルムに見立てて制作した作品、版画などの映像作品を上映する。
 佐藤さんは「制作した年代によってこだわりがあり、作品の集大成のような個展。多くの人に楽しんでもらいたい」と話していた。稚内での作品展も予定しており、今年は学生らとプロジェクションマッピング映像に取り組みたいとも語っていた。3月には京都で、同世代のアニメーション作家とコラボしたイベントも開く。(寺本享平)