表前教育長に道教育表彰 稚内市教育行政に功績

 長く稚内市の教育行政に貢献したとして、前教育長の表純一さん(70)=宝来2=が北海道教育功績者表彰を受賞した。表さんは「自分の出来ることをやてきました。回りの人たちの支援があってからこその表彰です」などと語った。
 表さんは昭和51年、専修大学法学部卒業後市役所に奉職し、平成5年から教育部学校教育課長、こども課長、政策経営室長、教育部長、総務部長など歴任。平成24年11月に教育長になり、4期目の任期途中の昨年5月末で退任した。
 全道で教育関係者10人が受賞した中、表さんは教育長として10年以上の在任期間の中で放課後学力ぐんぐん塾の開設などで子どもたちの学力向上、南中ソーランを市民に根付かせる取り組みをし文化の発展に尽力。みどりスポーツパークの新設などにも力を注ぎ、宗谷管内教育委員会連絡協議会理事を努めるなど道の教育振興に貢献した。
 7日午後に市役所で行われた贈呈式で宗谷教育局の山﨑教育局長から表彰状を受け取った表さんは、「子どもの数が減ってきているのが心配です。色んな意味で私が力になれることがあれば協力していきたい」などと話していた。