2日間吹き荒れる 暴風雪 11時過ぎから小康に

暴風雪警報、大雪注意報が発表された稚内で23日朝までに30㌢前後の雪が降った。20㍍を超える強風が吹き荒れ、ホワイトアウトで市内路線バスが部分運休するなど交通機関が乱れ、幼稚園、小中学校などが全て臨時休校になるなど市民生活に大きな影響が出た。
稚内地方気象台によると、日本海と三陸沖にある2つの低気圧が発達しながら接近している影響で稚内は23日未明から東風が強まり宗谷岬で25・5㍍、声問21・6㍍の最大瞬間風速を観測。雪雲が入り、23日午前10時までの24時間で開運27㌢の降雪があり、積雪は75㌢(平年値44㌢)に達した。
風向きにより場所によっては吹き溜まりで50㌢ほど積もった所もあり、23日は未明から一斉除雪が行われ、市内の幹線道路や生活道路に重機が出動し除雪作業を行った。午前中はホワイトアウトで視界が悪く、車はライトを点灯し走行していた。
暴風雪の影響でJRや利礼航路、空の便など欠航し交通機関に乱れが生じた。
暴風雪のピークは23日午前中までだが、午後から24日にかけても風雪が強く、24日朝まで多い所で50㌢の降雪予想され、吹き溜まりなど交通障害に注意を呼びかけている。
「各所で通行止め」
吹雪で23日午前8時から国道238号声問村メクマ~浜頓別町智福76・3㌔区間は通行止め。
道道稚内幌延線の下声問(恵北ゲート)~声問原野(沼川1ゲート)も23日午前10時半から通行止めされた。
「公共施設休館」
23日、悪天候のためこまどりスキー場、総合体育館、少年自然の家、温泉童夢は臨時休館した。


