時の話題 「プレス川柳」
プレス川柳のエースとも言えよう〝萩見のハゲ〟さんから「体調不良にて投句をお休みします」とのFAXを戴いた。コーナーが始まり7、8年経とうか〝ハゲさん〟は最初からの投稿者で国政・市政の鋭い指摘には共感呼ぶものがあり残念でならない。個人的に存知あげている方であり快方を祈念している。
投稿者が固定化している嫌いはあるものの市井感覚での世直し句は胸に響くものがあり筆者も小欄など執筆する際の参考にさせて戴いている。言い換えればプロでない庶民目線の句が感銘を呼び起こしており少ない投稿者ながら我が意を得たりと共鳴する読者がいるのに違いない。
タブロイド判の小さな紙面のため記事や広告が多い時には後回しにしてしまう事が多く申し訳なく思っております。
萩見のハゲさんだけでなく〝釣りババ〟さん、下流人さん、じゅんくん、そして本名で投稿する小野寺美澄さん、松下俊子さん、緑のばあたんさんらの句に納得し国政・市政への不満を昇華する手立てなっている読者との相関は社長である筆者の一番意図することであり、プレスのためというより稚内のためにこれまでどおり忌憚ない出稿をしてもらえば有難い。
江戸時代中期から隆盛した川柳は季語や切れ字など制約なく、人情や風俗、人生の難しさなど人が生きる上で欠かせない事を簡潔に滑稽に機知と諷刺に富んだ表現をする。中でも政治に対する批判句は庶民にとって憂さ晴らしとも言えよう。
萩見のハゲさんの復帰と皆さん多くの投句を願っております。