自民党の明日がない気持ちで 来社した武部衆議 還流問題で

 13日、武部衆議が稚内プレス社を訪れ、中国の日本産水産物の禁輸措置について「稚内の生産者、加工業者ともそれほどの打撃を受けていないと聞いているが、それは足腰強さゆえの強い経営力の賜でしょう」と水産業の底堅さを称えていた。
 13日午後から開かれる説明会に関しては「ただ関係者が集まるのだけでなく心配や支援策を聞き不安を解消するよう丁寧にやることが大事」とも。
 自民党派閥の政治パーティー券のキックバック問題については「政治資金規正法のあり方を議論せねばならず国土強靭化対策など所属する二階派が中心に推し進めるには政策集団は必要なものの、信ならずば立たずで、あやふやにすれば自民党に明日はないと肝に銘じております」などと述べた。
 株価が上がり観光客が増え日本経済が回復している他方、物価高や人手不足が深刻化する中、省力・省人化への支援をし、能登半島地震の復旧・復興など待ったなしの状況には衆議院法務常任委員会委員長としての役職もあり旧統一教会の資産隠匿など含めしっかり務めていきたいとした。
 ライフワークとも述べる農林水産業に関しては「元気になるよう支援を欠かさない」とし、宗谷管内の水産業の足腰の強固さには敬意を表していた。