時の話題 「不幸を絶つ」

 「虎口を逃れて竜穴に入る」。今年、次々と災難に遭いそうな予感をしている。
 能登半島の大地震、羽田空港でのJAL機と海保機の衝突事故が現場に居合わせないといいながらトラウマのように脳裏に残っているからであろうか。
 能登半島突端の珠洲市での地震は2020年から相次ぎ昨年には震度5を観測していたので今回の大地震を予知できなかったのかと邪推するも地球内部のプレート移動など察知するのは思うに無理難題だったのだろう。
 辰(龍)年は運気が上昇する昇り竜と思いたいが、どっこい世の中は甘いものでなく、ウクライナ、パレスチナ自治区だけでなく新たな紛争、自然災害だって起こり得る「足元から竜が上がる」状況になるのか。
 自民党はキックバック(還流)問題にかまけてばかりでなく、羽田の事故は兎も角、能登大地震には政権党としての役割を果たし、国民の生活を守るエネルギー(原発稼働回帰の愚かさ)、食糧、国防など社会安全保障を遺漏なく遂行すること求められよう。
 工藤市長を中心とする市政に関しては緊張感が足りない。呑気で悠長感は否めず、直面する諸問題に迅速に対処せねばならない。息をつくのは夫々が退職後にするのが宜しかろう。その手緩さが市民の批判を浴びること肝に銘じなければならない。
 「バッシングは栄養剤だ」ぐらいに大きな気持ちを持ち真の意味での市民に寄り添う姿勢が求められよう。高齢者など弱者ばかりでなく次代担う子ども達の郷土愛が育まれる施策は欠かせまい。