週末雑感

 ウクライナやパレスチナでの戦争に比べ日本という国は政権与党の自民党安倍派などの政治資金パーティー券収入を巡る収支報告書の不記載・キックバックを除くと平和で「日の本」と名乗るに足る国と思っていたが、新年早々の大地震とJAL機と海保機の衝突・炎上事故により「日が沈む国」の思いをしている。
 いずれも稚内から遠く離れた事とはいえ国民皆「大丈夫かいな」との感慨に耽っているのでないのか。
 筆者の持論だが、政権・為政者個人が脆弱だと不思議に変事が起こるもので13年前の2011年の東日本大震災の時がそうだった。時の政権は民主党で政権を手にしたのはいいが、鳩山総理の米国普天間飛行場の移設でのトラストミー(私を信じて)発言、小沢前自由党党首の横暴ぶりもあり菅総理に代わったものの、市民運動家を気取る彼は福島第一原発の水素爆発により東京工業大学卒なので原発に詳しいなどとして被災原発現場に混乱を来たしたのは承知のとおりである。
 瓦解するかのように政権の座から滑り落ちた旧民主党、今では立憲民主党など野党に政権を与えるという国民は少なく、好き放題な政治を司る自民党を消去法で選んでいるのが日本の実態と言えるのでないのか。
 政治だけでなく民間にも同じ事が言えトップが弱いと攻撃の的にされる。が、政治には日本丸の針路を定める役割がある。岸田さんには少々荷が重い総理という座に執着するのでなく国民を幸せにするという道徳心が求められよう。潔い決断すること願っている。