独演会、初めて開く 三味線奏者 東中3年、奈良海翔君
津軽三味線奏者の東中3年生の奈良海翔君(15)=声問2=が23日午後、風~る稚内で初めて単独演奏会「和響」を開催し、迫力かつ美しい音色を響かせた。
中学1年生の時に独学で三味線を始め、全国大会にも出場した経験がある奈良君は、これまでプロ奏者や稚内吹奏楽団などとのコラボ演奏をするなど精力的に活動。今回の独演会には家族やクラスメイト、奈良君ファンら40人余りが集まった。
津軽五大民謡の一つの祝いの席で演奏される「津軽よされ節」を皮切りに、「ソーラン節」、「戦場のメリークリスマス」など10曲ほどを披露した。
将来はプロ三味線奏者を目指しているという奈良君は初の演奏会を終え「これからは稚内に限らず、地方など各地で演奏会を開きたい。津軽三味線の音色や楽しさを多くの人に伝える活動をしていきたい」と話し、息子の晴れ舞台に母の里美さんは「一生懸命やっているので母親としてこれからも応援していきたい」と温かく見守っている。