稚内ブース大盛況 太田市での物産市 ホタテ玉冷は30分で完売

 先週17日に群馬県太田市で開かれた「交流都市物産市」に出店した稚内市のブースは長蛇の列ができるほどの盛況を呈し、稚内産ホタテなど海産物を太田市の人たちにPRした。
 令和元年以来4年ぶりに開かれた物産市には、太田市と長く交流関係を続けている稚内市はじめ、弘前市や木更津市、今治市など6都市が参加しブースを設け、午前9時~正午までの3時間、特産品を販売した。
 稚内ブースでは工藤市長、北浜建設産業部長、稚内市観光物産協会のメンバーら5人が稚内産のホタテ玉冷やタコしゃぶ、毛ガニなどを販売。一時は150人以上もの列をなしホタテ玉冷(100㌔分)は30分ほどで完売し、ほかの品も全て売り切れとなった。
 会場で観光パンフレットなどを配布した市の担当者は「太田市の方々から稚内に行ってみたいという声が多く聞かれました。稚内の街の魅力を伝えることができました」などと話していた。
 福島第一原発処理水の海洋放出で中国による日本産水産物の全面禁輸措置を受け、給食メニューなどの材料として稚内産のホタテ玉冷1トン分を購入した太田市の清水市長も物産市に訪れており、工藤市長は今回のホタテ購入など稚内の水産業への支援に対し感謝の気持ちを伝えた。