年内最後の潜水訓練 消防署隊員 凍てつく海上で実施
稚内消防署隊員が13日、天北2号埠頭先の海で年内最後の潜水訓練を行い、冬の厳しい寒さの中、現場対応を再確認した。
4月から毎月1回のペースで天北船溜りや水夢館裏などで訓練を行い、今月上旬に訓練を終えた第一警防隊員に続き、13日は第二警防隊員の潜水士6人と陸上班3人の9人が参加した。
1月上旬並みの氷点下5・3度まで下がる真冬の寒さの中、水深3~5㍍ある海で漁船から乗組員が転落したとの想定で訓練が行われ、海中に沈んだ要救助者の捜索やゴムボートを出動させて、救出した人を陸上に運ぶ訓練など一連の流れを確認した。
署員たちは、有事に備えながら一つずつ手順を確認し連携力を高めようと懸命に取り組んでいた。